教養

人生でお金に困らない基本戦略とは


人生にはお金がかかるにもかかわらず、 給料が上がらず、退職金が減り、物価や税金が
上がっている2022年の日本社会において、これから先そうした現実に目を逸らして生活していくことはなかなか苦しいものがあります。

ほかっといてもどんどん経済が良くなり、その恩恵を受けることができた時代ははるか昔です。

こんな時代だからこそ、この時代の変化の中で自分らしくしっかりと生き抜くには、マネーリテラシーを身につけ、実践することが欠かせません。

マネーリテラシーとは、お金の知識・知性を身につけて、それを生かす能力のことです。

マネーリテラシーが低いと、ライフプランに必要なお金を用意できなかったり、無駄な出費がかさむことになるだけではなく、お金のことで騙されたり、全然お金が貯まらず苦労する危険性が高まります。

この記事では、マネーリテラシーの中から、お金に困らないために必要な「節約する」「貯める」「使う」「備える」「増やす」の5つの考え方を基本戦略として紹介しますので、取り入れることができるものからまずは取り入れてみてください。

人生でお金に困らなくて済む基本戦略

節約する

「節約してお金を貯めたい」でも、どこから手を付けてよいか分からない!そういった方は多いはずです。無駄遣いはしていないつもりでいても日々の出費を書き出してみると案外思いのよらないところで出費がある場合があります。

なかなか貯金ができない、貯まらない、節約しているのに毎月赤字という場合は、お金の流れを見直しつつ効果がある節約術を始めることをお勧めします。

例えば、

  • 1. 日々の収支を把握する
  • 移動手段を見直す
  • 2. 買い物は安さよりもコスパを重視する
  • 必要な出費はケチらない
  • ついで買いをやめる
  • 冷蔵庫は定期的に空っぽにして使い忘れや買いすぎを防ぐ
  • 5. 節約の目的や家計状況を家族で共有する
  • 部屋を片付ける 
  • セールや値下げに惑わされない
  • 使っていないサブスクを見直す
  • 7. キャッシュレス決済で無駄遣いを防止する

など、すぐにでも始められるものはたくさんありますよね。
ぜひ、参考にしてみてください。

貯める

貯金ができないと悩んでいる方の中には、「賢い貯金の仕方」がわからないという方少なくありません。その場合、お勧めなのがお金の管理方法と自動で溜まっていく仕組み作りです。

例えば、

  1. 収支を把握して生活にかかるコストを見直す
  2. 先取り貯蓄を始める
  3. 使用別、目的別に口座を分けて管理する
  4. 住宅ローンなどの借金や借入条件を見直して利息負担を軽減
  5. 世帯年収を増やす

などが主に挙げられます。中でも僕のお勧めは、使用別、目的別に口座を分けて管理を行い、貯める用の口座に毎月自動で振り込みがメイン口座から行われるように設定することです。

使う

お金は、そもそも使い方が大切です。
そしてその使い方も消費、投資、浪費、空費に分けることができるとされています。

消費:日々生活していく上で欠かせないモノの購入や使用料。家賃、食費、交通通信費、水道光熱費などが該当します。

浪費:必要以上の贅沢や、無駄な出費。1度も使わなかった衝動買い品代、馬券代など賭け事の支出などが該当します。

投資:後々リターンが見込まれる投資費用。株式投資や貯蓄、スキルアップのためのセミナー費、書籍費などが該当します。

空費:自分を見つめなおしたり、心のゆとりにつながる出費。趣味、旅行などの支出が該当します。

お金を貯める、お金持ちになるにはこの中でも『投資』の比率を上げていくことが重要です。

備える

人生には様々なイベントがあります。
中でも「人生の三大資金」は大きな出費となります。これ以外にも怪我をして仕舞えば働けなくなるリスク、外に出れば車に轢かれる事故を起こしてしまうリスクや災害に巻き込まれるリスクなど言い出したらキリがありません。

人生でいくらお金がかかるのか あなたは、自分が毎月の生活にどのくらいのお金がかかっているか、把握していますか? 地域によっても、家族の人数によっても相場の生活...

そうした事態になった時、国の保証や手当がある場合もありますが、人生設計は大きく崩れることは容易に想像がつきます。

そのために「貯蓄」や「その時の場合の生活の保証」はしっかりと自分を守るためにも迷惑を相手や周りにかけないためにも賢く活用することをお勧めします。

お金で言うではれば、一般的に100万円+生活にかかる費用の3ヶ月分は貯金として備えておくのがいいとされています。
それ以外にも入院した場合の生活費の確保や負担の軽減として保険に入るのも手です。

僕の持論は、保険は、何かあった際のためのものなので、掛け捨てで日々に出費は安く済ませ貯蓄は、インデックス投資に積立を行うなど「保証」と「貯蓄」は分けて別々に考え備えることをお勧めしています。

増やす

お金の増や仕方はネット経済が発達した現代においては無数にその手段はありますよね。
一番手っ取り早いのは、副業や単発バイトなどで収入を増やすこと、そして今の会社や仕事で昇給をすることだと思いますが、継続的に考えた場合それが正しいか?と問われれば、あくまで個人的な意見ですが答えは、「NO」です。

僕自身の話をするなら自分でビジネスを立ち上げて、資金をある程度確したのち、FXでも仮想通貨でもなく不動産投資に参入しました。

ですが、不動産よりも前から始めていたのがインデックスの積立投資です。
いろいろ世の中では「賢い」とされる増やし方や投資手法が色々出回っていますが、僕は相手にしていません。

無理のない範囲から解約をしない前提でインデックス投資を行うことは、中長期的に見ても賢い選択だと思います。

学ぶだけではお金は増えないし、金持ちにもなれない

どれだけ知識を頭に入れても、学ぶだけでは何の意味もありません。

学んだらすぐに行動です。
始められるものからでいいので、取り入れて即行動すること!
この姿勢と意識が大切です。

お金持ちは、学んだことをすぐに取り入れ実践しています。
そうした行動力なくして、お金持ちになることはなかなか難しいことです。

仮に今までお金をまったく貯めておらず、これからお金を貯めるのであれば、まず100万円を目標にすることをオススメします。

100万円という金額は、将来の頃を考えると全然足りないと思いますが、簡単に貯められそうで、意外と貯められない金額であることも事実です。

お金持ちとは、どんな人のこと? "お金持ち" この言葉をみて、みなさんはどのような人をイメージするだろうか? 高級車に乗っている寄付や社会貢献をおこなって...

なにより、節約や貯蓄、投資などを駆使して100万円を貯めることができたら、「100万円貯められた」という成功体験が刻まれるだけではなく、何かしら投資・節約・稼ぐなどを実践できる人になっているはずです。

そうなれば、あとは500万円でも、1000万円でも、お金を貯めるために必要な原動力、動機、自信を手に入れることができていると思いませんか?


このとき、お金を貯める目的と期限を決めることがポイント。

たとえば「5年で100万円貯めたい」と決めれば、毎年200万円貯める必要があるとわかります。それを60ヶ月で割り算してみると毎月貯める必要がある金額がはっきりとします。

ではその達成のためにどんな行動を取るべきなのか、どんな行動を取る必要があるのか、具体的なステップに落とし込み行動をすることで、どんどんお金が貯まるスタイルが確立されていくこととなります。