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創業と廃業の分かれ道にある“たった一つの違い

起業は、都合のいい言葉に酔ってはいけない。

世の中には、口だけで夢を語る人がたくさんいます。
「こうなりたい」「いつかやりたい」「起業して自由になりたい」と語りながら、
現実は変わらないまま。という人が本当に沢山います。

一方で、創業しても多くの人がわずか数年で廃業していく現実をあなたは知っていますか?

例えば、東京商工リサーチの調査によると、2020年には全国で「休廃業・解散」した企業が49,698件(約5万社)と過去最多を記録し、「休廃業・解散」には、倒産(法的整理、私的整理)以外で事業活動を停止したケースも含め近年も4万件台後半を推移しています。

また、2018年には46,724件、2022年には49,625件と、毎年3万社を大きく上回る水準で推移しています
https://www.hirodoyu.com/archives/proposal/2023/202303_03.pdf

要は、日本では毎年3万社以上が廃業しているということです。
その理由のすべてが「経営が成り立たなかったから」ではありません。


「プライドの高さ」と「本当の自信」は違う

計画が甘いことで倒産した会社がいます。
欲に溺れて破滅した人もいます。
責任を放棄して、ずるずると落ちていった人もいます。
固定概念を外すことができずに手を打ち損じての廃業や失敗もあります。

特にプライドの高い人・頑固な人ほど、誰にも相談できません。
うまくいかないことがあっても、
「自分は大丈夫」「そんなことは知ってる」と自分を守ろうとする。

でも、その裏には本当の自信のなさが潜んでいます。

約束を守れない人。
努力を継続できない人。
素直に聞く耳を持てない人。

それはすべて、他人との関係性ではなく、自分との向き合い方の問題です。


創業の現場では「素直さ」が武器になる

僕はこれまで、1000人以上の起業家を支援してきました。
中には月商1000万円を達成する人もいれば、半年で廃業してしまう人もいました。

その差は「才能」ではありません。
決定的な違いは「危機を直視できたかどうか」です。

・うまくいっていない」と口に出せたか?
・誰かに頭を下げて、助けを求められたか?
・自分の弱さを直視し、変える覚悟を持てたか?

これが、起業家としての生存力を分けるリアルなポイントです。


廃業を避けるためには、「自分の反応」を見つめ直せ

うまくいかないとき、人は外のせいにしたくなります。

  • 集客のやり方が悪かった
  • 商品が売れなかった 協力者がいなかった

でも、そのたびに振り返ってほしいことがあります。

「あなたは、その状況にどう反応したか?」

冷静に、他責にせず、学びに変えられたのか?
それとも、不満と言い訳で時間を浪費したのか?

起業や事業は「反応力」で成功が決まります。
何が起きるかではなく、それにどう反応するかで未来は変えられることをもっと多くの人に知って欲しいです。


都合の良い言葉に酔うな。現実と向き合え

「すごいね」「応援してるよ」
こうした聞こえのいい言葉は、確かに心地よい。
でも、それがあなたの成長を止めてしまうこともあります。

人は、自分を褒めてくれる人の言葉を信じがちです。
でも、本当にあなたを想っている人は、時に耳の痛いことも言ってくるはずです。

そしてその言葉に反応できる人こそが、起業を「一過性の夢」ではなく「人生の道」に変えていくことができる人です。


【まとめ】成功者とは、「危機の中で本物になった人」

起業は“始めること”より、“続けること”のほうが難しい。
そして、廃業する人の多くは、自分を振り返るタイミングを逃してしまった人・ちゃんとした相談相手を適切なタイミングですることができなかった人です。

危機にこそ、人は育ちます。
追い詰められたときに、「どう振る舞うか」。
これが、起業、事業の命運を分けます。

竹内力也が代表を務める株式会社Life Crayon Styleでは、これまでに10名の専門家チームで1,000件を超える経営・起業に関するご相談に対応してまいりました。
その実績と知見をもとに、「失敗率を下げて、最短で目標達成が可能な起業」や「夢や目標を現実にする起業」に本気で挑戦したい方を対象に、無料相談会を実施しています。
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