『人生でかかる費用はいったいいくらなんだろう』
一度は、みなさんも考えたことがあるのではないでしょうか?
それを知るためには、まずこれからの人生の予定や目標を描く必要があります。
この記事では、どうやって立てたらいいのかわからないという方のためにライフプランをどう計画したらいいのかをみていきたいと思います。
『人生でいくらお金がかかるのか』の記事でも「人生の三大資金」でもある教育、住宅、老後、と人生でお金のかかる3つのライフイベントを紹介しました。
ライフプランを設計する際には、この人生の三大資金に加えて、今後の予定や叶えたい夢、成し遂げたい目標などもライフイベントとして計画に追加して考えることで、より具体的にかかる費用や将来のイメージを固めることができます。
成し遂げたい目標ややりたいことをリストアップ
まずは、やりたいことやいきたい場所など、自分の理想とする人生の様々な計画を文字や数字で、リストアップします。
今後のライフプランが書き出せたら、図のようなライフプラン表にまとめていきます。
年 | 夫 | 妻 | 第一子 | 第一子 | 予定・夢・目標 | 予算 |
2022 | 35歳 | 29歳 | 結婚式 | 150万円 | ||
2023 | 36歳 | 30歳 | 引っ越し | 80万円 | ||
2024 | 37歳 | 31歳 | 0歳 | 第一子出産 | 30万円 | |
2025 | 38歳 | 32歳 | 1歳 | |||
2026 | 39歳 | 33歳 | 2歳 | |||
2027 | 40歳 | 34歳 | 3歳 | 家族旅行 | 50万円 | |
2028 | 41歳 | 35歳 | 4歳 | 0歳 | 第二子出産 | 30万円 |
2029 | 42歳 | 36歳 | 5歳 | 1歳 | ||
2030 | 43歳 | 37歳 | 6歳 | 2歳 | 妻、仕事復帰 |
もちろん、これはあくまで予定ですので、自由に変更することができます。
もしも同時期に、複数のライフプランが重なる場合は、コツとして優先順位をつけて記載することをお勧めします。
そしてそのライフプランの実現にかかる費用もざっくりとで構わないので調べて書いておきましょう。
あくまで、ライフプランを作る目的は、将来に必要なお金を把握しておくために作成するものですので、取り合えずは大まかで大丈夫です。
そして、ライフプラン表は20~30年分を制作し、つど1年に1度などのタイミングで振り返って見直しを行えばよほど大きく乖離した計画とはならないですしおすすめです。
何よりもライフプランを立てるメリットは、予定・夢・目標がより現実的になることで、日々にメリハリが持てるようにもなる点です。
そしてこれからの人生の予定・夢・目標がはっきりさせたことで、達成するのに必要な金額や時間も調べてプランに落とし込むことで、必然的にいつまでにいくら貯めなければいけないのかもわかってきます。
このライフプランをもとに次は「マネープラン」を制作してみましょう。
マネープランを製作する
マネープランとは?
おカネに関する計画は、一般的に「マネープラン」と呼ばれています。
具体的にかかる、住居、教育、趣味・娯楽など具体的な項目を挙げながらそこにかかる費用や金額を確認し、必要に応じて資産運用などを取り入れることで、それぞれの目標の実現を可能とする計画を立てることを指します。
ライフプランを達成するためには、そのために必要な金額を集計し「いつまでに」「どんな手段で」準備するかが大切です。
上記で作成したライフプラン表の金額に、人生の三大資金やもしものときの費用を加えると、毎月の生活費以外にどれだけの金額を用意しなくてはならないかがわかります。
例 | 金額 | いつまでに |
三大資金 | 500万円 | 20年後 |
老後 | 2000万円 | 35年後 |
次に、これからお金をいくら貯められるのかを調べます。
どのように貯めるかを具体的に考えて実行する
(老後の年間支出 − 老後の年間収入) × 老後の年数
仮に2000万円を毎月貯蓄で頑張るとした場合
2000万円÷35年÷12ヶ月=毎月約4万8000円必要
積み立てNISAやiDeCoで年間3%で運用できた場合
毎月2万7000円ずつ35年積み立てればOK!
毎月の収入や支出をはっきりさせることで、毎月貯められる金額がわかります。
そこからこれからの人生にかかる費用から、貯められる金額を引くと、不足する金額がわかると思いますので、この時点でお金が足りる(不足する金額がない)かもわかるはずです。
そして、多くの場合は足りないはず。
その場合お金が足りなければ、足りない分をどうやって用意するかを考える必要があるということになります。