多くの中小企業や個人事業主が直面する「売上の壁」や「チームの停滞」。
実はその多くがリーダー不在のプロジェクトによって引き起こされています。
たとえば、以下のような経験はありませんか?
・新しい施策を始めたのに、誰も本気で動かず自然消滅。
・チームがバラバラに動き、納期や品質にムラが出る。
・自分ひとりでなんでも抱え込んで疲弊する
その原因は、「プロジェクトリーダーがいない」または「任命しても機能していない」ことにあります。
プロジェクトリーダーとは「挑戦に仕組みを与える存在」

私、竹内力也はこれまで1000件以上の起業家・経営者の支援をしてきましたが、成果を出す人に共通しているのは、「仕組みで動くことのできる実行力を持ったリーダーの存在」です。
プロジェクトリーダーは単なる進行役ではなく、「目標達成の実現をマネジメントする存在」。
ここからは、業績が落ちている時こそ必要な“プロジェクトリーダーの役割”を解説します。
【リーダーに必要な8つの役割と考え方】
① 問題解決の先導者
売上が落ちている時ほどトラブルは頻発します。
それらを「人のせい」にせず、原因を見つけ、再発防止策まで打てるかどうかで、再生の速度が変わります。
② 誰よりも手を動かす
口だけのリーダーでは、人はついてきません。
小規模な組織ほど、「実行で語るリーダー」が組織を動かします。
③ 業務の交通整理役
仕事が遅いのではなく、「優先順位がごちゃごちゃ」なだけ、という事例が非常に多い。
メンバーが“今やるべきこと”に集中できる環境を整えるのがリーダーの仕事となります。
④ 意見をまとめ、全体を動かす
組織の中には、熱量の高い人もいれば、慎重な人もいる。
だからこそ、求める成果をそれぞれのメンバーに伝え、役割にハマることができるように「対話」しながら、“目標達成をチームで行うことへの意識を伝える力”が求められます。
⑤ 期限を守る空気をつくる
「やってはいるけど、終わらない」では成果は出ません。
プロジェクトリーダーは、“やり切る組織文化”をつくる旗振り役です。
⑥ 最後まで責任を取る覚悟を持つ
業績が悪いときほど、誰かの責任にしたくなる。
でもその瞬間、会社は崩れます。
「自分の責任だ」と引き受けられるリーダーが、組織を守るのです。
⑦ メンバーの成長に投資する
苦しいときほど、教育を後回しにしがちです。
でも本当に業績を変えるのは、メンバーの成長です。
1人ひとりの成長を信じ、鍛えるのがリーダーの本質。
⑧ 労働環境を整える
業績悪化で無理をさせて、メンバーが壊れていく…
そんな未来を変えるのもリーダーの仕事です。
「人を大切にする経営」を形にできるのは、現場のリーダーしかいません。
【リーダーとして成功するための4つのスキル】
1. 全体像を設計する力
“とりあえず”始めた施策は、99%失敗します。
「目的・納期・ゴール・予算」を最初に設計できる力が、リーダーには不可欠です。
2. 人を配置する力
仕事は「誰がやるか」で9割決まる。
適材適所を見極め、メンバーの力を引き出す配置ができる力を磨きましょう。
3. 進捗を管理し、修正する力
やってみると、必ず想定外が起きる。
柔軟に方向修正できるリーダーだけが、最後までたどり着けます。
4. 振り返り、再現性を持たせる力
プロジェクトが終わっても、それで終わりではありません。
「なぜうまくいったか/失敗したか」を言語化し、次に活かす習慣が、未来の成長をつくります。
まとめ|希望格差を超えるチームを創るには?
希望格差とは、「できると思える人」と「どうせ無理だと思っている人」の間にある差です。
プロジェクトリーダーの存在は、その格差を“仕組みと信頼”で埋める架け橋です。
私たちの会社も、成功体験がある人だけでできているわけではありません。
でも、“力を合わせることで夢は現実になる”という体験を何度も共有してきたことで、挑戦を文化にできてきました。
あなたの会社でも、たった一人の本気のリーダーが現れるだけで、未来は変わります。
ぜひ、あなたがそのリーダーになってください。
私たちも、全力でその挑戦を応援します。
