LCSでは、報告・連絡・相談、いわゆる「報連相」は、業務を円滑に進めるための基本中の基本とされています。特に、LCSが重視するのは「スピード」と「双方向のコミュニケーション」です。なぜこれが重要なのか、そしてどのように実践されるべきかについて説明します。
Life Crayon Styleの「報連相の約束」
まず、LCSにおいて「報連相」は単なる業務の一部ではなく、組織全体の問題点や課題を早期に顕在化させ、全員が同じ方向を向いて行動できるようにするための重要なプロセスです。このプロセスが円滑に機能することで、組織の目標達成が確実なものとなります。
そのプロセスは４段階と考えています。
- １．スピードが命
- 報連相において最も重要視されるのはスピードです。業務上の問題や進捗、さらにはお客様からのフィードバックなど、重要な情報は即座に上司に報告されるべきで、特に重要なのは、不利な報告や悪い知らせほど早く伝えることが求められます。なぜなら、迅速な対応がトラブルを未然に防ぎ、状況を好転させる鍵となるからです。
- ２．下から上への報告
- 報連相は部下から上司に対して行うのが基本です。上司から報告を求められることが多い場合、これは部下の報告内容や頻度が不足している証拠とされ、自分の行動を見直すきっかけと捉えられます。上司が部下に報告を求めるのは、その部下が成長するための機会でもあり、目標達成のためには、しつこく、細かく、うるさく求めることが重要です。
- ３．徹底した実行
- 報連相の実行においても、LCSでは順序が明確に定められています。
- 仕事の流れは「根回し→打ち合わせ→相談→連絡→報告」という順序で行われ、これがスムーズな業務進行を支える基本となります。さらに、飛び越し命令や上申も積極的に行われるべきで、これが問題解決や業務の効率化に貢献します。
- ４．文字として残す
- 口頭での報告や相談も重要ですが、LCSでは必ず文字として記録を残すことが推奨されています。これにより、後で確認が必要な場合や、情報の共有が必要な場面で、正確で一貫性のある情報を提供することができます。メモでも構いませんが、とにかく記録を残すことで、業務の透明性と信頼性が高まります。
報連相から得られる効果は成長に直結している
報連相は、単なる業務連絡ではなく、報連相を通じて社員が成長し、チーム全体の一体感を高めることを期待し、事実その効果は絶大です。業務を円滑に進めるための基盤でもあり、社員一人ひとりの成長や組織全体の成功に直結しているからです。
また、連絡や相談も重要な要素です。自らが情報の発信基地となり、周囲と積極的にコミュニケーションを図ることで、トラブルの防止や迅速な対応が可能になります。さらに、相談することで新たな視点や解決策が見えてくることも多いため、一人で悩むより、相談は早めに行い、解決に向けて動くことが推奨されます。
