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人に承認されたときに達成感を得られるという人は危険

承認欲求は誰もが持っているものですが、度が過ぎるとそれが原因で自分自身を苦しめることにもなります。

承認欲求が強いと人間関係に悩んだり、自分自身を苦しめたりと様々な弊害が起こる可能性が多く、承認欲求が強すぎると人生を楽しむことができませんし、本当の幸せも手に入れることができないでしょう。

人生は一度きりです。その一度きりの人生を、他者の評価に左右されながら生きていても、本当の幸せを手に入れることはできません。

本当の幸せを手に入れたいと思うなら、他社は極論関係ありません。
最後は自分で決断を下すことです。

承認欲求をなくす方法

承認欲求をなくすためには、嫌われることを恐れないことが重要です。

全ての悩みの原因は対人関係であるとアドラーも言っています。

そして、そのような人間関係などの様々な悩みから抜け出すためには、嫌われる勇気を持つことが大切だといいます。

親に褒めてもらうために頑張るなど、誰かのために行動することは大切ですが、「褒めてもらう」ことを動機にしていては、他人のために大切な人生を消費することと同じ。

これでは本当の幸せにはなれません。

「幸せ」や「幸福」を考えるなら絶対的に自分のやりたいことに取り組むことが大切です。

誰かのために生きることが幸せであなたの本当に人生を賭けて「やりたい」ことならまだいいのですが、(その結果、自分が幸せになる。つまり自分の幸せのためにしているということになるので)どんな生き方を選んだとしてもそれについて周りからいろいろと言われることは仕方ないことだと割り切ることが重要です。

どんな生き方もあなたの人生

周りの人にアドバイスをもらうことは大切ですが、所詮は他人からのアドバイス。
あなたの人生を決めるのは、あなた自身です。

なりたい理想や姿を実現させるためや、メンターとなる人に下された評価や評価であるならまだしも、そうではないのであればあなたがあなたに下すあなた自身への価値評価と他者からの価値観や周りの人の価値観は、バックボーンも、大切にしているものも重要視しているものも違うので、当然違うということを忘れないようにしましょう。

周りに逆らった行動言動をしたら嫌われるかもと思うかもしれませんが、嫌われたっていいんです。

というか、自分らしく生きて嫌わるならあなたの所属していたコミニティーがあなたに合わなかっただけです。

どんな生き方をしてもあなたの価値観を認め、受け入れてくれる居心地のいいコミニティーや環境は絶対にあるはずです。

ただ、そのためにもまずは嫌われる勇気を持つことです。

全ての人に良い顔をして生きてけるわけではありません。

無理をして関係を始めても、いずれ無理のある付き合いには限界が来ます。

どんな生き方をしたって、この世界に全ての人から好かれている人はゼロに等しいと思いますし、もうこれは仕方ないと割り切りましょう。

人生は競争ではない

世の中には、自分でコントロールすることができる「内的要因」と、自分ではコントロールすることができない「外的要因」が存在しています。

幸福に生きることを考える時には、まず何をコントロールすることができて、何がコントロールすることができないのかを知ることが重要です。

内的要因とは、自分の気持ち雨が降った時に傘を買ったり、射すかなどの洗濯や家を出る時間、ご飯に何を食べるのかを決めたり、メールでどんな文章を送るかなどです。

代表的な外的要因は、人の気持ちや天気、災害などが挙げられます。

幸福度の低い人は、この外的要因を内的要因としてコントロールがきくものだと勘違いしていたり、コントロールしようとしてしまっている傾向があります。

その逆で、幸福度の高い人は、外的要因を「仕方ない」と割り切ったり、受け入れてコントロールのきく「内的要因」に集中する傾向があります。

こうして課題を分離して、自分の課題なのか、他者の課題なのかを見極めることで物事との距離感をとることが上手くなるだけではなく、他者からの評価に振り回されない自分を身につけることができるようになってきます。

育ちや持っているもの、学歴などで自分と誰かを比べて、負けたとか、思う必要もないのです。

人生は他社との競争ではないからです。

しかし多くの人は幼少期からの経験や家庭環境などで比べられたり、学校でも順位を評価されたり育ちや教育、持っているもので他社と勝ち負けを決めてしまいがちです。

そして、承認欲求は2歳くらいまでで満たされると言いますが、承認欲求が強い人の多くは、子供の頃にあまり褒められてきた経験がないことが多く、こうしたことからその反動で承認されたいという思いが通常よりも強くなる傾向があります。

その結果、自分が尊敬する人に近づくために頑張るという人が多くいる一方で、自分たちよりも下にいる人たちがいることで安心感を抱いてしまう、という卑しさが出てきます。

そんな生き方をしていて、幸福になれるわけがありません。
自分で自分を褒める些細なことでも自分を褒めてあげましょう。

小さなことでも達成できた自分を褒めて、認める

その上で自分が駄目だと思っている部分、直さないといけないと思っているところを素直に認めてあげましょう。

プライドが高い人はそうは言っても自分の非を認めることはいきなりは難しいかもしれませんが、承認欲求を満たしたい人は、自分に甘いと言われても構わないので、まずは小さなことでも達成感を感じられるように、褒めてあげることを習慣に取り入れてみてください。

承認欲求を満たすために他者からの賞賛ではなく、自ら自分を褒める、認めることを習慣にしていくんです。

すると、承認欲求が少しずつ満たされていくでしょう。

たとえ失敗しても挑戦したことに対しても、怒ったり、自分を責めるのではなく、勇気を出したことに対して褒めて、認めてあげましょう。

次第に、自分はこのままでいいんだという感覚を持つことができるようになり、自信を持つことができるようになっていきます。

たった一度の人生、自信をありのままの自分で人生を謳歌しましょう。